2018年秋アニメ国内・海外地域別人気度統計

2019年になってしまいましたが、新年早々2018年を振り返ってみたいと思います。
ちなみに年末はBANANA FISH見て血反吐と涙を垂れ流し、新年はゾンビランドサガ見てたら終わりました。楽しい。

2018年秋クール世界地域別人気度統計

日本:Twitter
英語圏:My Anime List
中国:bilibili
の作品フォロワー数対象に集計しました。
集計時点は2018年10月4日と2018年12月26日。

括弧内の数字はそれぞれTwitterMy Anime List(MAL)bilibiliでの作品フォロワー数。
※10月分色つき文字は全世界的に期待度の高い作品、12月色つき文字は人気上昇率の高い作品。背景色つきはその地域特有のトレンド。
英語圏のJOJO7月アニメ扱いのため統計に含まれていないが、10月時点で47000あまりのフォロワー数。7月から2クール放送のアニメBANANA FISHも統計に含まれていないが、12月末時点でTwitter10万フォロワーで日本国内第4位、英語圏MALでも10万フォロワーで第10位。

20181004anime_popularity_statistics

20181226anime_popularity_statistics

比べやすいように二つを並列で。
2018fall_comparison

全世界:「青春豚野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」「ゾンビランドサガ」「SSSS.GRIDMAN」の圧倒的人気上昇率

青春豚野郎はアメリカの人気アニメブロガーさんが「ただのラブコメではない」と絶賛していました。
ゾンビランドサガは事前情報がほぼゼロ、佐賀県PRアニメでありながらぶっとんだ設定でうまく話題化に成功したようです。放送前のウェブサイト見て嵐の前の静けさを感じていたのですが、実際弾けましたね。デスメタルとかアメコミ風OPとか、欧米ファンへのアプローチ視野に入れてるのがビシビシ伝わってくる。
SSSS.GRIDMANはトリガー制作ということで、個人的に今季事前期待度NO1、むしろ事前にそこまで話題になっていなかったことに驚いていたのですが、案の定のヒット。元祖グリッドマン世代にも、新しいファン層にも響いたようです。「言わせてるように聞こえない」セリフの選び方や間の取り方、演出が好きでした。

特にゾンビランドサガとGRIDMANは大幅な人気上昇率を記録し、コンテンツがクチコミなどで人気を得ていった様子がうかがえます。

英語圏での安定したダンジョン・ゾンビ系人気

ゴブリンスレイヤーがフォロワー数的には日本国内以上とも言える大ヒット。転スラも、これまた英語圏の人気ブロガーさんが「あまたある転生ものの中でこれだけは一味違う」と高評価。
ゾンビランドサガやグールも安定した人気を誇っています。
また、日仏合作のラディアンは日本ではあまり話題になりませんでしたが英語圏ではやはり注目されていたようです。

中国語圏はラブコメ・学園ものが上位席巻

中国のネット視聴者層は多くが地方から都市部への出稼ぎ労働者で、言ってしまえば低学歴・即物的な快楽を求めている男性ファンが多いと先日現地メディア業界の方が話しているのを耳にしました。
放送規制があるため日本と同じ作品ラインナップが揃っているわけでもなし、bilibili以外配信の作品もあるので一概には言えないとはいえ、
ランキングもそうした傾向を反映しているように思います。
あと目を引くのが「からくりサーカス」のランキング入り。雑技団文化(?)が関係しているのか、中国ファン好みの作品だったようです。

日本アニメファンの傾向は全世界と乖離?

日本のアニメファンの傾向は世界の他の地域と比べて特異と言われていますが、ランキングをざっと見て目立つのは10月時点での「抱かれたい男一位に脅されています」「宇宙戦艦ヤマト」「Thunderbolt Fantasy」「イナズマイレブン」「ゴールデンカムイ」などでしょうか。これらは12月時点では残念ながらいずれも順位を落とすかランキング圏外になっています。
後ろの4タイトルは続編やシーズンものなので増加幅少ないのも仕方ないとして、抱かれたい男一位に〜も、元からの固定ファンがついていた一方、新規ファン獲得には少々苦戦した模様……ニコ動のツッコミコメントなど見ながら鑑賞するのは楽しかったです。

その他2018アニメトレンドについて感じたこと

前々からじわじわと来ていたヒプマイが本格的に大ブレイク。オタク女仲間と会うと、挨拶代わりに「どこのディビジョン?」と聞かれるようになりました。
自分は現状どのディビジョンにも属していませんが、褐色肌長身男子が現れたらそこに向かおうと思います。
ハイローやスポーツアニメもそうですが、ファンに「推し」を作らせて良い意味で競わせるのは、SNS時代の人気の秘訣であるように思います。

また2019新作アニメもこうした数字を集めてゆけたらいいなと思います!

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