Transition of Doujinshi Convention

I went to a Doujinshi Convention called “Comic City 136” held in Tokyo on June 28th, 2015.
I will write down some points about the change and transition of Doujinshi Convention I realized when I went there.

先日の日曜日、東京ビッグサイトで行われていた同人誌即売会イベント、Comic City東京136に行って参りました!そこでちらりと頭を掠めた最近の同人誌即売会の変化について、気づいたことを書きます。

(ところで当日、隣の会場ではTokyo Summer Career Forumという、留学経験者向けの就活イベントが開かれており、要するに私は本来そっち側にいるべき人間な訳ですが(←留学から帰国した就活生その1)
脇目も振らずに「同人誌即売会行かれる方はこちらでーす」という呼び声にひかれて行ったよね。
「クズ!私のクズ!」って心中叫びながら。

でもこれが私の生き方だから。

……格好付けても無駄か。)

comic city official

COMIC CITYとは?

赤ブーブー通信社が主催するオールジャンルの同人誌即売会です。
COMIC CITY/赤ブーブー通信社としては、昭和63年(1988年)より同人誌即売会を主催しています。
赤ブーブー通信社は、法人専業の同人誌即売会主催者です。

What is COMIC CITY?

It’s a Hobbyists’ Magazine Exhibition hosted by Akaboo.
Coterie magazines covering all fields(published by a group of creators for themselves) will be on sale.
Akaboo is magazine exhibition organizing company, and we have hosted COMIC CITY since 1988.

(出典:赤ブーブー通信社公式サイト)

近年の同人誌即売会はこう変わった!? (The change in Doujinshi Convention)

①大規模即売会→小規模即売会の寄せ集めに。
(One big convention→several small conventions at the same time)
②入場無料、パンフレット自由購入性のものが多くなった。(charged admission→fee admission)
③手作り雑貨販売のイベントと併設されることが多くなった。
(Held with a free market of handmade goodies)
④ついでにご飯処まで充実してきた!
(More food are sold at the convention to make participants spend more money!)

さてさて、ではひとつずつ見ていきましょう!
Let’s take a look at each of these points!

①大規模即売会→小規模即売会の寄せ集めに!

同人誌即売会は、大きく分けて二つに大別されます。
Doujinshi conventions can be categorized into 2 types.

・コミックマーケットやComic Cityなどのオールジャンル大規模同人誌即売会
(Huge all-genre doujinshi fair)
・特定のアニメやカップリングに限った「オンリー
(So-called “Only“, doujinshi fair where products off one specific title is sold.)

前者は赤ブーブー通信社、後者はスタジオYOUが有名な実行団体です。
A well-known organizer for former type of doujinshi fair is Akaboo, and the one for the latter is Studio YOU.

それが私の実感としては昨年あたりから、
・オールジャンル同人誌即売会→複数の人気ジャンルのオンリーイベント同時開催+それ以外のジャンルの受け皿枠
・オンリー→複数の小規模オンリー(アニメごとよりむしろ、キャラクターやカップリング限定)の同時開催
という風に変わり、大規模コンベンションの細分化、オンリーイベントの大規模化という点において、両者の境界が曖昧になって来たように思います。

I feel that for the past couple of years (or I would say since last year), the boundary between these 2 types of doujinshi conventions is blurred.
The all-genre doujinshi fair became the patchwork of several small-size “Only” doujinshi fair, and Only doujinshi fairs got to be held in one place at the same time.
Also, recently, only events tend to feature one character/ one coupling (shipping), rather than one title.

例えば今回のComic City東京136では、
オールジャンル(Comic City 東京136)4000スペース、
刀剣乱舞オンリー(閃華の刻)2900スペース
銀魂オンリー(かぶき町大集会)600スペース
ハイキュー!オンリー(RTS5!) 2000スペース
弱虫ペダルオンリー(全開ケイデンス5) 2500スペース
などが、東京ビッグサイトの東側4ホールと、西側2ホールで同時開催されていました。
(実際にはおそらく、オールジャンルのエリアは4000スペもなく、刀剣乱舞などの他ジャンルが食っていたように思いました。込み具合も半端無かったし、恐るべし、とうらぶ!!)
ちなみにこれらの会場の間には仕切りとかは特にないので自由に行き来出来ます!

以前であれば、サークル参加者は全て「Comic City」枠として応募して、その大きなひとつのイベントの中でジャンルによってセクション分けされる、という形式でした。

実際の配置等はそこまで大きな変更があるわけではなく、名目上「オールジャンル大規模即売会」なのか、「特定タイトルのオンリーの同時開催」なのかという違いなのですが、

こうして各人気ジャンルを取り出すことで、例えばそのタイトル独自のイベント(イベント前後に誕生日を迎えるキャラクターのPOP展示など)が行えるようになり、かつ、
「色んなジャンルのごった煮」であるのと比べ、特定ジャンルに傾倒するファンの集客を図れるのかもしれません。

I guess this transition occurred to attract more fans who are only interested in one specific title, or do some special projects (like placing a huge POP of a character who has his birth day around event date) by putting the popular title in front.

②同人誌即売会は入場無料に!?

少し前までは、同人誌即売会に一般参加するためには、約1000円のカタログを購入することが必須でした。
(ただしコミックマーケットは以前から完全入場無料、カタログ自由購入制だった)

Just a few years ago, in order to enter the doujinshi convention venue, we needed to buy a thick official booklet so-called catalogue, which usually cost 1000 yen.
(Comic market was an only exception. It has been free admission.)

カタログとは

カタログとは同人誌即売会に参加するサークルを紹介する冊子で、多くは後述のサークルカットを掲載している。
サークル紹介以外にも即売会会場へのアクセス方法や、即売会会場における禁止・規制事項などについて記載されており、即売会に参加する上では必見の書である。
なお小規模な即売会では即売会開催当日に会場でのみカタログを販売するケースもあるが、ある程度以上の規模を持つ即売会は通信販売や有名書店・同人誌販売ショップなどで入手が可能となっている。
いくつかのイベントでは、このカタログのことをパンフと呼ぶこともある。
(出典:Wiki Books 同人誌即売会参加方法)

実物はこういうものです。

doujinshi catalogue
イラスト付きの電話帳のようなものを想像すると分かりやすいかと。

それが昨年〜今年あたりから、赤ブーブー社主催の同人即売イベントが、完全入場無料制になりました。
カタログ自体は、イベントの数日前からnavioというweb媒体で見ることが出来ます。
これがまた便利!

navio

navio-sample image

However, recently, other doujinshi conventions such as the ones organized by Aka boo-boo- company adopted free admission system.

Now, it is up to participants whether they buy catalogue or not.
We can also browse the whole circle list online with an official web catalogue navio. (See the sample image above)
I think it is beneficial for oversea fans to see what kind of circles join the conventions!

一般参加者からの入場料が無い今、運営は、サークル参加者が払う参加費で賄われていると思われます。
なお、自由購入のパンフレットを購入している人の割合は何れ程か分かりませんが、買っている人も散見されました。
実際紙媒体でぱっとサークルを探せるのは、電子版と比べても分かりやすいですしね!

でも閉場間際に売れ残っているパンフレットも何山かあったので、まだ運営さんも試行錯誤してらっしゃるのでしょうか。

Since the organizers no longer get admission fee from general participants, they seem to cover the expense with the registration fee from circles (doujinshi artists who have the booth at the convention).

Apparently some general participants still buy catalogues, since it is easier way to search circle at a glance than the one online.
But when I left the convention venue at the end of the event, they still had a pile of catalogues unsold….

スタジオYOUさんのイベントはまだ有料な場合が多いみたいですね。

私見ですが、今後の同人誌即売会は、コミケへの一極集中から、分散化が進むのではないかと思います。
勿論日本を代表する即売会としてのコミックマーケットの位置づけは揺らぎませんが、
入場無料という同じ土俵に立ち、規模もほぼ同等、かつ、
極寒の冬と極暑の夏に開催されるコミケと異なって、秋や春といった好条件な気候に恵まれたComic Cityなどの即売会のプレゼンスは
より高まって行くのではないかと。
ただでさえコミケは受け入れ可能要領オーバーしているので。

③ハンドメイド雑貨ブース、arte Varie同時開催!

arte varie

次回のarte varieのmain visual

更には!
arte Varieという、創作ファッション雑貨・小物の販売会が、これらの漫画同人誌イベントと同時開催されるようになりました。

こちらも、即売会と同じ赤ブーブー通信社さんの企画ですね。
最近minneとかでも人気の、個人の方が自作したハンドメイドグッズなどを販売する即売会です。
(海外だと、minneにあたるサイトとしてetsyというものがあり、矢張り人気です。)

arte varie

会場の雰囲気

In the recent doujinshi convention, there is a section for handmade goods artists!(Imagine the booth where designers who usually sell their products on etsy. In Japan, there is a popular website equivalent to etsy called “minne“.)

ここで売られているハンドメイド品がまたとっても可愛いのです!
私も即売会と同じかそれ以上にこのエリアを見るのが楽しみで!

アニメや漫画好きの出展者さんが割合多いのは確かですが、そういったものに普段は縁のないおばちゃん出展者さんなどもいて、交流が楽しいですね。
矢張り他には無い、独自のセンスで作られたオリジナル品、というのに心がそそられます。

手裏剣ピン(Shuriken push-pin)に脅威の再現度のclay food sample。

手裏剣ピン(Shuriken push-pin)に脅威の再現度のclay food sample。

以下は、私が5月のイベントと今回のarteVarieにて買ってしまったグッズをちょこっと紹介〜><

mushroom

clay artのキノコ!

Shuriken push-pin〜////

Shuriken push-pin〜////

orange earring

real orange earrings
(これ本物のオレンジを閉じ込めてるんです!)
この間片方無くしてしまい涙目;;

④おまけ:飛ぶように売れるドライフルーツ……

最近は、会場のホールの出入り口付近に、フードブースが設置されることが多くなりました。

Next to the gate, we can now see some food shops. Dry fruits, cookies, etc…
These sweets are bit expensive (for me, at least) but apparently they are being sold well.

dry fruit
以前もホール内で軽食と飲料販売はされていたのですが、最近はお菓子とかドライフルーツなんかを売っています。
しかもこのドライフルーツ、なかなかにお値段がはるんです。一袋1500円とかかな?でも結構売れているんですよね!

同人即売会って、一年の中でも財布の紐が無いも同然って位に緩むときなので、そこを狙っているのかもしれません。
本当に、実際即売会に行ってみないとこの感覚は分からないと思うのですが、金銭感覚が完全に麻痺するんですよ!
普通十円単位の交通費や食費をけちるような人間(=私)でも、まるで紙切れのようにお札をばんばん出してゆきますからね。
イベント終了後に軽くなったお財布と重くなった鞄を抱え、満たされたやっちまった感に苛まれるのはいつものことです。

At conventions, I think, people tend to squander their money.
Our sense of money gets paralyzed at anime conventions.
I am always surprised how easily I take 1000yen bill out of my purse as if they are mere a piece of paper, considering that I am a person who saves money by buying a cheap food, and walk instead of using public transportation…
I think selling a bit costly products at anime convention is a good strategy.

あとは即売会行くとご飯食べることも忘れてしまうので、出口付近にドライフルーツとか置かれると、ついつい食べたくなっちゃうんですよね><

はい、以上短いですが最近の同人誌即売会の変化について思った些事の数々でした!
今回大量に買ってしまった銀魂と刀剣乱舞の同人誌は、また一段落した頃にでもゆっくり楽しもうと思います〜^^むふふふふ。

Thanks for reading this blog!

ではでは!

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