Otaku Crossing!!

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海外ファン作の腐向けNARUTO小説がドラマCD化……しかも声優はナルトとサスケ本人!?

     BL Drama CD of......NARUTO!?

   

OMG, finally SasuNaru BL drama CD comes true……!?
こんにちは、Kakkyです。
まずこちらの画像を見て下さい。

official_bannerProfile

ナルトとサスケ……??
え、でも名前が、違う……??

実はこれ、
海外のサスケ×ナルト大好きな腐女子さんが書いた二次創作小説を元にした、
オリジナルドラマCDなんです。
なので正式には、NARUTOの公式原作とは関係ありません。
(原作となった海外のサスナル二次創作小説はこちら

たーだーし!
・ 声優はナルト(竹内順子さん)とサスケ(杉山紀彰さん)
・ イラストは香港のサスナル絵師であるKIRAさん
ということで、
本当に、これは最早NARUTOのBLCD……。

こちらのCDは、サークルKサンクスのオンラインストアにて販売される予定です。しかも
英語の翻訳シナリオ付き、海外発送も行うようです。
(Tokyo Otaku Modeさんがこちらの商品を英語で紹介していて、facebook上でたった一日の内に8000近いLikeを稼いでいたので、相当の宣伝効果があったと思われますが、公式としてどの程度海外にマーケティングをかけているのかは不明。
ただ、英語の説明やスクリプトをデフォルトで入れているあたり、海外ファンをメインターゲットに据えているようです。)

そもそもこちらは、サークルKサンクスの「英訳台本付きドラマCD」の第二弾ということで、第一弾が既に2015年夏に発売されていました

CD_first
こちらは特に二次創作ベースとかではないようですが、大人気声優の杉山紀彰さんや浪川大輔さんを起用し、英語の翻訳原稿を入れているあたり、かなりの力の入れよう。

更に、サークルKサンクスは、10代〜20代の女性アニメファンに人気のアニメ雑誌「アニメディア」のオンラインショップもコラボで運営しているようです。
アニメディアSHOP×サークルKサンクスOnline

サークルKサンクスがこんなに腐女子向けコンテンツに力を入れているなんて知りませんでした。
そういえば、サンクスは、おそ松さんのチビ太のおでんも販売していましたね。

oden
とにかく海外の二次創作を原作にしたり、海外ファンをメインターゲットとして英訳を入れて来るセンスなど、これまでに無い試みで、国内外の市場を繋ぐ先兵として非常に興味深いです。
企画の背景だとか、売れ行きが気になります!腐女子さんが担当者さんなのかな?

海外の方の反応をざっと見たところ、概して好評価でした。
「他のCPでも作って欲しい」とか、「英語の二次創作に目をつけた日本の産業サイドに感動」だとか、「NARUTO最高」だとか(笑)

でも、ここでひとつ疑問が出てきます。

二次創作がベースでは、著作権法違反にならないの?

二次創作を原作として公式コンテンツを作ってしまう事に、問題はないのでしょうか?
これは判断が難しいところですが、米国では、既に類似の事例があるので、それを見てみましょう。

2015年のバレンタインに公開された「Fifty shades of Grey」。
これはR18超エロティックなSM官能映画なのですが、
日本でも「トワイライト」という邦題で放映された、ヴァンパイアの青年と、人間の少女の恋愛小説、「Twilight」シリーズの二次創作(海外では二次創作小説のことをfanfictionと呼びます)が原作となっています。

twilight-fiftyshadesofgrey
この映画は、元が二次創作だったこと、そして強烈な性描写などによって、アメリカでは一斉を風靡した映画です。
(公開当時私はハリウッドの近くに住んでいたのですが、ルームメイトがこの映画の大ファンで、夜に部屋で一緒に「fist f*ckについてどう思う?」なんて話をしていた経験が……ごふんごふん)
以下、Wikiからこの二次創作小説の概要。

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(Fifty Shades of Grey)はE・L・ジェイムズによるイギリスの官能小説。

女子大生の主人公が、若く有能だがサディストの性的嗜好を持つ大富豪の男性と知り合い、BDSM(SM)の主従契約を結ぶという内容の恋愛小説で、主婦が書いた女性向けのエロティックな小説として「マミー・ポルノ」と呼ばれアメリカでベストセラーとなった。もともとはステファニー・メイヤー著の『トワイライト』シリーズのファン・フィクションとして書かれたもので、オンライン小説として発表され、2011年に書籍化されたのちランダムハウスが版権を買い取った。2013年11月現在、発売5か月後時点で全世界で6300万部の売上と発表されている。

元は、「Master of the Universe」という題名で、オンラインにTwilightの二次創作小説として投稿されていた作品なのですが、書籍化にあたり、登場人物の名前や設定が変更され、「Fifty shades of Grey」というタイトルで出版されました。

ここでの著作権問題について、こちらのサイト(英語)を参考にまとめてみました。

1、ネットに投稿されていた元の二次創作小説の段階では、それが原作の「derivative work(派生作品)」とみなされ、アメリカ合衆国のデジタルミレニアム著作権法に照らして著作権法違反となる。
(Because Master of the Universe was an “unauthorized derivative work,” it could not be copyrighted and was, “technically illegal.”)

2、二次創作がサイトに残った状態では、名前を書き直した書籍版はまだ著作権違反とみなされる
(But once the name changes were completed, there was nothing except plot elements (found throughout literature) to link 50 Shades to Twilight. But since the original fan fiction is known and available, according to U.S. copyright laws, it “renders the entire work, including the latest movie, absolutely illegal unless granted license by Twilight’s creator.)

3、しかしネット上の二次創作小説が削除されればフェアユースの規定により、書籍版の「Fifty Shades of Grey」は、独自の作品としてそれ自体が著作権で保護され、大元となったTwilightシリーズの著作権侵害とはみなされない。(Traditionally, Downes says, 50 Shades would fall under the category of “Fair Use” under copyright law since the original material had in fact been removed, making the new piece “a unique element unto itself.”)

4、ただし、近年は著作権の保護が強まっており、もしも「Twilight」の原作者が告訴するようなことがあれば、「50 Shades of Grey」が著作権侵害となる可能性もある。
(But for decades, there has been a move to strengthen corporate copyright. Should Meyers decide to push the issue, “she could literally take over all rights to 50 Shades of Grey, a piece she wrote no words on, or gave any help with.”)

5、ただし、現状では、Twilightの原作者、Stephany Meyerは告訴の意志がない。もとい、50 Shades of Greyに対して無関心の姿勢を貫いている。(おそらく、彼女は自分の作品を、官能小説の大元として扱われたくないと思われる。)
(Twilight原作者のコメント→ “I haven’t read it. I mean, that’s really not my genre, not my thing,” she said with a laugh. “I’ve heard about it; I haven’t really gotten into it that much. Good on her — she’s doing well. That’s great!”)

☆従って、50 Shades of Greyは、グレーゾーンではあるものの、著作権侵害にはあたらない。

ということで落ち着いたそうです。
(自分は一応ハリウッドで著作権法について短期間勉強していたのですが、法律の専門家ではないので、もしも間違いがあったら教えて下さい。)

今回のサークルKサンクスのドラマCDについても、二次創作が原作とはいえ、ドラマCD化の際には名前が書き直されており、世界観も現代のものになっています。
ただし気になるのが、
・元の二次創作が未だに閲覧可能。
・声優がNARUTOと同じであることや、キャラクターのイラストなど、NARUTOと似通ったエレメンツが多い。
この二点でしょうか。もし原作者サイドが告訴したら若干危ないかもしれません。

勿論今回のドラマCDはアメリカではなく日本の事案であり、
日本では同人作家達のアンソロジーを出版社が出したり、同人誌販売を専門とする業者がいたり、日本にはそれらを暗黙のうちに許容する創作風土が出来ているので、
今回の件も、「OK」ではなくとも「セーフ」という感じで、
ゆる〜く認められ、海外でも人気が出てくれたらいいな、と思います。

私自身は、二次創作原作で、キャラクターや設定を変えた小説や漫画、ドラマCD、素敵だと思います。
凄く素敵な作品を作られるのに、二次創作の畑を好んでそこだけで活躍されているがために世に広くその素晴らしさが伝わっていない作家さんは多いですし、
私も普段二次創作小説を書いているのですが、結構「これキャラクターは既存の作品の使っているけれど、文体とか世界観は独自だから、いっそオリジナルでやってしまった方がいいのでは?」と思う事もしばしばです。

というわけで、今回は二次創作原作のドラマCDについての話題でした!
ではでは〜^^

 - ★BL(Yaoi) , , , , , , ,

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