Name:Pashimo
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重度の放浪癖のあるオタクです。
学生時代ハーバード大学、UCLA、HEC Paris、香港大学など米仏香港の6大学に研究留学、合間に約50ヶ国を巡り、各地のアニメイベントを訪問。
現在はアニメ業界の片隅で海外事業担当としてなんとか生きています。
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Otaku obsessed with traveling, visited more than 50 countries.
Studying abroad at 6 universities (including Harvard, UCLA, Hong Kong University) etc for 3 years in total.
Currently working somewhere in the anime industry.
My wish is to connect people from all over the world through pop culture, regardless of their nationality, ethnicity, race, religion, age and gender.
This blog is a really small step, but I hope my article could help people understand about fans overseas and eventually leads the world with more friendship and less conflict.
このブログについて
Cross = 渡る・交わる。
世界中の人々を、距離や国籍や宗教関係なく繋ぐアニメの力に魅せられて、
いろいろなところに散らばったアニメファンの生の姿や情報を、地球のどこかにいる同じファンの誰かに届けられたらいいなと思い、2014年にこのブログを立ち上げました。
当時のモットーは、「アニメで世界を平和にしたい(Connect the world with love for anime&manga)」でした。
卒業後、念願だった、アニメを海外に届ける海外ライセンスという仕事についてから、一方で、日増しに葛藤するようになりました。
この世界にはまだ、アニメや漫画を見るという生活から程遠い環境で苦しんでいる人たちがいる。
ネット上では、アニメ好き同士が、価値観の違いから互いに心ない言葉を投げつけ合ったり壁を築いたりしている。
アニメは本当に、世界を平和にできるのか?
戦争や貧困やいじめといった社会問題に対して涙しながら、それらを題材として扱うアニメにすがるばかりで何もしない自分が本当に無力で、情けなくて、腹立たしくて、アニメに対する夢と憧れを言い訳に、他人の創った作品に縋ってのうのうと生きている自分を、卑劣な存在だと思いました。
しかしそんなとき、いつも心に浮かんだのは、学生時代に旅した中東やバルカン半島の地で、異なる文化・歴史・宗教的背景を持つ人々が、アニメを軸に交流する現場ーー紛争の跡地で同じアニメを見て笑いあう姿を目にしたことでした。
それを思い出すたび、私は考えずにはいられないのです。
信じたくなってしまう。
アニメには、やっぱり世界を平和にする力があるんじゃないか。
少なくとも、そこで表現されたものが、必死に生きるキャラクターの姿が、描き出される苦悩や優しさが、一人ずつの心を救い、この世界を少しだけでも生きやすい場所にし、出会うはずのなかった誰かと誰かをつなぐことができるのではないか。
世界が平和になれば、アニメを見る人々が増えて、アニメ市場も活性化する。
アニメ業界が盛り上がって、世界が生きやすい場所になる、そんな、創作と平和の循環の輪を、築いてゆけるのではないか。
理想論かもしれませんが、そんな願いを私は抱いています。
今でも日々これでいいのだろうかと悩むことばかりですが、
これからも、人々が海を渡り、壁を越え、交流できる世界の実現のために、できることをなしてゆきたいと考えています。
Otaku Crossingはそんな夢のための、小さな一歩です。