海外アニメ事情の分かるオススメPodcast

海外のアニメファンと交流するのが好き〜、という話をするとよく、以下の二つの質問をいただきます。
・海外のアニメファンってどんな感じ?
・英語どうやって勉強すればいい?
これら二つの質問には、たった一つのアンサーで事足ります。

『海外アニヲタのPodcastを聞け!!!』

皆さんご存知だと思いますが、Podcastとは、一種のインターネットラジオで、購読すればiPhoneやPCを使い好きな時に好きな場所で聞く事が出来ます。
BBCなどのオフィシャルな組織が放送しているものも在れば、ニコ生主やYouTuberのような個人が運営しているものもあります。

試しにiTunesやらGoogle Playやらで「Anime Podcast」でググってみると、実にたくさんの、アニメファンの、ファンによる、ファンのためのアニメPodcastを見つける事が出来ます。
Anime Addicts Anonymous、PodTaku、AniManga Podcast、Otaku Spirit……。
両手の指じゃ足りないくらい!
Podcastによって特徴は様々で、友人同士がカジュアルに話している風のものがあれば、リスナーに日本のアニメ文化や実情を伝えるエデュケーショナルなものまであります。
これを聞く事で、海外のアニメオタクがどのような思いでアニメを見ているのかやイベントレポート等を、英語で聞く事が出来るのです!

「え〜でも英語とか出来ないっすよ〜」
て方もいらっしゃるかもしれませんが、心配ご無用。
出て来る単語は私達が慣れ親しんだアニメのタイトルが多いので、他の経済・ニュース系Podcastと比べて低いハードルで楽しむ事が出来ます。
(もちろんはじめのうちは、「xdgfcfjh nm,kナルトrytfgvhj」みたいに聞こえるかもしれませんが、慣れです!)。

そんなアニメPodcastの中でも特に人気のあるもののうち、今回は私のオススメの二つをピックアップして、それぞれの最新エピソードがどんな感じかの内容を合わせて紹介したいと思います!

その二つとは、
①Anime Addicts Anonymous (AAA)
②Anime World Order (AWO)

それでは順番に見ていきましょーーー!

※参考:海外ファンがredditという掲示板で、オススメPodcastについてディスカッションしてるスレッドがこちら

①Anime Addicts Anonymous

Podcastのモットーは、
Make your anime addiction worse!(もっとアニメ中毒になっちまおうぜ!)
素晴らしい!!!

公式サイトはこちら
アニメオタクのMitsugiさんとChiakiさん、それにKazuoさん(日本語名はHNなので、実際には皆さんアメリカ人)がホストを務めるPodcastです。
主な構成は、
・リスナーからのお便り
・日本の文化についてのコラム
・アニメレビュー
この合間合間に、アニメに関するオフィシャルニュースが挟まります。

アメリカのファン目線のお便りやレビューから現地のファンの思いが分かるのは勿論、現地の人向けに日本文化の解説などを行っているので、そういう風に外国の人は思うものなのか!というのが結構新鮮です。
一例として、1月14日放送のEpisode#307がどのような感じだったか、見てみましょう。

★Anime Mail Bag(ユーザーからのお便りコーナー)

・リスナーHN『木下さくら』さんからの質問:
「一番のMagicalGirl=魔法少女は誰だと思いますか?」
パーソナリティ「自分の質問に自分のHNで答えてるじゃねーか!
パーソナリティ「ほむらとか、ピングドラムのひまり?」

 ・「何れ位の額を毎月アニメのストリーミング放送に使っていますか?」
パーソナリティ「Apple Music、Hulu +、Crunchyrollの3つなので、大体20~30ドル。あと、好きなドラマが放送されている時は、Netflixも契約する」

・「音楽がモチーフになっているアニメでおすすめのものは?私自身はNANAが好きです」
パーソナリティ「プロのロックバンドからスクールバンドを扱ったものまで、色々なアニメがあるのが素晴らしいね」
「坂道のアポロンやのだめカンタービレもオススメ。のだめは日本で爆発的人気」
「あとカウボーイビバップは、挿入歌やBGMが素晴らしいから見るべき」
「でも最近の人々はカウボーイビバップを知らない。悲しい事だ」
※アメリカでは、カウボーイビバップが、今でも神アニメとしてダントツの人気を誇っています。

・「逆に、見るべきでないクソアニメはあるか?」
パーソナリティ一同「アムネシア
pupa
「お兄ちゃん……(注:pupa内のセリフ)」
「SAO(ソードアートオンライン)……多くのファンがいるのは事実だが、オタク向け過ぎる。同じような設定のアニメは腐る程ある。これよりは.hack//signの方がよい」

★Chiaki on the conch(テーマや問題をリスナーに提供し、考えるきっかけを作るコーナー)

この回では、アニメーターの低賃金問題について触れられていました。

「XEB○Cで働くとあるアニメーターは、一ヶ月に130000円程しか払われていないらしいよ」
「Holy shit!」
「アニメーターの賃金についてリスナーの皆もググってみな。どれだけ労働環境が悪いか分かる」

ここでアニメーターに限らず、日本全体の労働環境が統計的に示されます。

「2014年の統計だと、日本はOECDの中で、平均労働時間は22位。時間で言うと、1729h/year。これはアメリカやメキシコよりも少なく直感に反するが、実際には日本では統計に含まれない時間外労働が多いという問題がある」
「これをきっかけに、リスナーも日本の労働環境問題について考えてみて欲しい」

★Anime News Break(ニュース紹介コーナー)

・USJがエヴァンゲリオン4Dの新しいCMの放送を始めた
・日本には二つの秋葉原がある。ひとつはもちろん東京の秋葉原、そしてもうひとつは大阪の日本橋。
そしてこの日本橋に、女性オタク向けのカフェが生まれた。これは凄くCOOLだと思う。(Ataraxia cafeのことですね!行きたい!というかこういうの池袋にも欲しいです……Cafe801もいいけど、同人誌持ち込んで、好きなだけ×××な話題を語っても差し障り無いような場所が!Fab施設の腐女子版作りましょうぜ!)

★Twitterでリスナーから提供された話題

・東北の、女子高生一人のためだけに走っていた列車の話題
「まるでジブリみたいで、cute but sad!」
(この話題の元ネタは、旧白滝駅に関するこの話ですね。)

★日本文化の紹介コーナー

この回では一月ということもあり、「おせち」について紹介されていました。
以下、パーソナリティの皆さんのコメント。
「おせちは巨大なBENTO BOX」
「おせちは高過ぎる上にあまり美味しくない。しかし日本特有の、全ての食材や事象に意味を持たせているところは素晴らしい」
「新年に日本を訪れるのは、混み合っていたり閉まっていたりで、色々なアクティビティを楽しもうとすると最適な時期ではないが、神社が飾り付けられた正月ムードをエンジョイしたいのであればオススメシーズン」

私個人的にはおせち好きですけどね!味が濃いめなので、お雑煮の餅と会わせて食べるのとか至福の時ですけどね!しかも私の家ではおせち自作なので、高いという印象もそこまでないです。
ただ、正月に東京に遊びに来ていたアメリカからの友達は、おせちあまり好きじゃなかったみたいです。
でも海外の人にも是非文化体験として試して頂きたい。

★Anime Review(この回では終わりのセラフ!)

!!!ファンの人注意!!!けっこうけちょんけちょんです!!!
以下、パーソナリティさん方の終わりのセラフに対する感想。
「EDは今までのアニメの中で最悪レベル」
「2話まではよかったけど、3話以降はつまらない。何話もかけて、捕まっては逃げ出しの同じ事を繰り返してその途中途中にヤオイシーンを混ぜて来るだけ」

ひどい言われようやな!!?

という感じで、約二時間にわたる放送は終了。
英語も非常に聞きやすく、リスナーを意識した話がされていて、楽しいPod Castでした!

続いてもうひとつのオススメPod cast、Anime World Orderの紹介に参りたいと思います!

② Anime World Order

Anime World Orderは、大体2〜3ヶ月に一度更新で、10年続く老舗Podcast。パーソナリティは米国フロリダ州に住む男性二人、女性一人で、内容は「お便りコーナー→作品レビュー」、そして数回に一度の「イベントレポート」。
パーソナリティはアニメの歴史を70年代からカバーしており、オタク的素養は驚く程豊富です。
「米国ではこのマーケティング手法は通用しない」など批評的な視点を持ってアニメ産業にコメントしてゆき、
日本の文化などに疎いリスナーにも分かりやすいように、作品の背景や日本の文化的素地についても説明を加えていくところが非常に参考になるPodcastです。

こちらが公式サイト
iTunesでもGoogle Playでも聴く事が出来ます。

ここでは参考として、12月頭に放送されたEpisode142の要約を紹介したいと思います。このエピソードでは、私の大好きな作品「黒子のバスケ」が作品レビューで取り上げられているのです!!!!
ではPodcastの流れに沿って見ていきましょう^^

☆お便りコーナー

Introduction (0:00 – 34:55)
Some emails are deceptively difficult. This time around we tackle the question of “what anime out there is like Jin-Roh: The Wolf Brigade?” while revealing that we don’t fully comprehend the geography of the very state in which we inhabit. Listen, people from Central and South Florida try not to think about what goes on up North, since that’s when it becomes The South. Also, out West. That’s where the demons reside.
導入部ではまずリスナーからのお便りが読まれます。
初めて見たアニメが「人狼ーJinrohー」だというあるリスナーからの質問は、
1、人狼のような、メランコリーな、シリアスなトーンのアニメを見たい。おすすめは?
2、コンベンション(アニメイベント)はカジュアルなアニメファンでも行っていいものでしょうか?
というもの。
これに対するパーソナリティの答え:
まず先に、2、コンベンションについて→
「カジュアルファンならコンベンションに行くべき」
「はじめの五つが最高のコン。幾つか行くと他は大抵同じと気づくだろう」
続いて1について→

まず、投稿者が好きな作品として上げている人狼について、他のリスナーにも分かるよう説明がなされます。

人狼:押井守原作のアニメ作品。押井は攻殻機動隊の監督として知られているが、押井自身は人狼が含まれている「ケルベロス・サーガ」にこだわりがあるようだ」
「押井は実写作品の監督をしたいようだが、日本の実写映画予算は少な過ぎて、出来がイマイチ」

「2015年に放送されたGateが人気。最近日本含め世界で、こうした「侵略される→我々が守らねば」という図式のアニメ作品がトレンドになっている節がある。ISテロの影響だろうか?」

メールの中で、リスナーがマクロスに触れていたために、マクロスについてもパーソナリティがコメントしています。
「10年ぶりのマクロスシリーズが作られる予定だが、最近こうしたspace opera+アイドルものが増えているため、目新しい感じがしない」
「マクロスの珍しいところは、アニメがオリジナルで、漫画原作でないところ」

「ほとんどのアメリカファンは、マクロスをマクロスとしてでなくRobotechとして認識している」

Robotech?日本人にはあまり馴染み無いワードかもしれません。
ロボテック』(英語:Robotech)は、1985年 3月4日 より、アメリカ合衆国や南米諸国連合 ( UNASUR ) , さらにはフランスで放送されたSFロボットアニメ。
竜の子プロダクション(現・タツノコプロ)製作の『超時空要塞マクロス』・『超時空騎団サザンクロス』・『機甲創世記モスピーダ』の3作品をハーモニーゴールド USA 社(Harmony Gold USA)がライセンス取得、同一世界の異なる時代と世代を描いた、連続する一つの大河シリーズとして翻案、再編集された作品である。(Wikipediaより)
今でこそアニメは、宗教や文化的に問題さえなければ、日本で放送されたままの映像に字幕が付けられて海外でも放送されていますが、ほんの2,30年前には、日本製であることが隠されて、大幅な改変が加えられた上で海外放送されていました。
(有名な例では、ポケモンの梅干しおにぎりがジャム入りドーナツ、と言い直されている、とか。ポケモンは登場人物の名前自体違うんですよね。サトシ→Ash、カスミ→Misty、タケシ→Block、など)
マクロスもその時代に、他の複数作品と共に編集されたRobotechとして放映されたのですね。「現在ロボテックの映画を作ろうとの動きがあるそうだが、それが非常に腹立たしい。なぜなら、映画化は、ロボテックが正式なものだと認める事になるからだ。
(このパーソナリティーを含め、現在の米国アニメファンの中には、かつての編集行為を、作品の本質を歪めたとして批判する人も多いのです)」

と、話が凄い広がって様々なアニメについてあーだこーだと議論する中でこのコーナーは終了。そして後半、Anime Reviewの時間です!

☆Anime Review(黒子のバスケのレビュー)

<黒子のバスケについて>
Review: Kuroko’s Basketball (36:20 – 1:20:49)
Fine, we didn’t actually call it The Basketball Which Kuroko Plays, but then again, neither does Crunchyroll or Viz because no native English speaker would bother. Of course, any native English speaker who routinely says “Kuroko no Basuke” or, even weirder, “Kuroko’s Basket” probably reads pirated scans or watches some fansub. Those days are behind us, as it’s all on Crunchyroll now, including the two extra OAVs so GET IN THE ZONE. Note: the zone might possibly be referring to a dude’s butt, if all this fanart is anything to go by

しかしレビューの前にまずパーソナリティからは、黒バスの英語タイトルについて辛辣なコメントが……!

英語版公式タイトルのセンスの無さ(The basketball which kuroko plays)な。ほとんどの英語話者はこの名前を使っていない」
「世界には、アニメを英語にただ当然で翻訳するのに力を貸したいというGaijinが沢山いるのに、どうしてこんな、英語を1〜2年習ってガチガチの文法しか知らない人間が直したような訳が生まれて来たのかね」

あ、やっぱりこの中学英語の教科書で出て来るような英語タイトル駄目でしたか。

さらに女性パーソナリティは以下のように続けます。
「黒バスのまたの名は”Gay basketball Scott Pilgrim”でいいと思う」Scott pilgrimとは、2010年の米国映画『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』(原題: Scott Pilgrim vs. the World)のこと。
彼女は黒バスが、このスコット・ピルグリムのゲイverだと言うのです。
私はこの元ネタ作品を知らなかったためWikiで調べてみました。

<スコット・ピルグリムのあらすじ>

舞台はカナダのトロント。売れないバンド”セックス・ボブオム”のベーシスト、22歳のスコット・ピルグリムは中国系の女子高校生ナイブスと付き合いはじめた。だが、ある日ニューヨークから引っ越してきたラモーナという女の子にひと目ぼれし、彼女とも付き合うことに。その後、地元のバンド大会に出場したスコットは、空から降りてきたラモーナの邪悪な元カレ、マシュー・パテルと戦うことになる。パテルを倒したスコットはラモーナから、自分と付き合うためには7人の邪悪な元カレ軍団と戦わなければならないと告げられる。(Wikipediaより)

た、たしかにーーーーーーーーーーーー!
(何言ってるか分からない方は、以下のあらすじ読むか、黒バス漫画全巻買って下さい!)

ただし女性パーソナリティは、黒バスがスコットピルグリムとは異なっている幾つかのポイントも上げています。
①スコットピルグリムの主人公スコットはdouche(まぬけ)であるのに対し、黒バスの主人公黒子テツヤはそうではない。
②黒バスではside character(サブキャラ)に光を当てている

ちなみに、黒バスのあらすじについては、Podcastの中でパーソナリティが行ってくれています。パーソナリティの個人的な感想については「括弧」表記で。

 

<黒バスあらすじ>

・黒子テツヤは平凡なバスケプレーヤー、しかしパスが得意で、存在感が薄いという不思議な特徴を持っている。
「これは他の少年漫画とは一線を画している。かつてはサポート役に徹するはずのキャラクターがメインキャラクターになっている」

・黒子はかつて帝光中学でプレイしており、当時のチームメイトはいずれもスーパープレーヤーで「キセキの世代」と称されていた。
「90年代からのアニメファン、アニメだけでなく日本の文化全般を愛していた世代なら、Samurai Shodownというゲームを知っているだろう。
そこに、「Kuroko」と呼ばれる人物が出て来たのを覚えているだろうか?
黒子とは、舞台のサポート訳で、観客からは見えないものとされている存在である。日本のファンはタイトルから黒子の役割を窺い知る事が出来るが、英語圏のファンはすぐには分からないだろう」

・チームワークは徐々に崩壊してゆき、勝利だけが目標となって行く。試合にさえ勝てば練習には行かなくていいだろ、というメンバーが出て来て、友情も壊れてゆく。
黒子は、グループとして、皆で力を合わせて戦いたかったのであり、この中学のやりかたに堪えられなかった。そして彼は残りの中学時代、バスケをプレイする事を止めてしまう。

・誠凛高校に入った黒子は、新しい相棒「火神大我」とタッグを組み、自分自身が信じるやり方、すなわちチームワーク重視のやり方により、今は別別の高校に散ったかつてのチームメイト、自分自身の力のみに頼みチームワークを軽視する元キセキの世代の選手達を倒して日本一になることを目指す。

あらすじはここまで。
この後はパーソナリティ三人の黒バスへの評価ですが、驚く程高かったです。ファンとしては非常に嬉しい。

こんな意見が聞かれました。

「表現は誇張されており、アニメとして非常に質が高い。Really well animated.」

「スラムダンクは試合が長過ぎるという問題があったが、黒バスはスピード感がいい。ハイペース」
「黒バスは弱ペダに似ている(皆はじめからある程度上手くて、スキルアップに長時間を割いたりしない。しかしサイクリングと対戦スタイルは違う)」

 なお、黒バスはアメリカのVixmediaに丁度正規ライセンス化されたそうです(参考)。
しかし30巻というのはアメリカのファンが買うには多過ぎるので、二倍のページ数にして15巻で発売されるのでは、という意見がパーソナリティから出ていました。
私も海外にいた時、黒バスが正規であまり出回っていなくて残念に思った覚えがあるので、今回正式にライセンスされたというのはとても嬉しいです^^

「アメリカでは公式にライセンスされ放送される前に、同人誌やファンアートが出回る事によって人気が出た」

 黒バス事件についても説明が加えられました。
「当時アメリカのアニメニュースサイトでは、黒バスのイベントがキャンセルされた、などの見出しが踊ったため、何も知らないオタクは、『この漫画は一体全体どんなぶっとんだ内容なんだ』と不思議がったものである」

「It’s really good. 最も素晴らしいスポーツアニメのうちのひとつだ。キャラクターの性格付けが絶妙で、女キャラも、ただの力のない女の子ではなく、力強く魅力的」

「黒バスにはemotionalな要素が多い。『負ける事の大切さ』。負ける事を、ただの挫折ではなく、「必要な事」として描いている」

以下、内容知らない人はごめんなさいですが、もう少し踏み込んだ感想も。

 「アレックスはヒスパニック系の名前を持っているがブロンド白人なので、プエルトリコ系なのだろう」

「多田監督はテニプリから多くを学び、黒バスにおいてそれをさらに発展させた形で応用したが、黒バスはテニプリのようにmonster of the courtになることはない」

「ギャグも沢山出て来る。伊月とか、黒子の存在が認知されないとか。
「This is Japanese lunch time rush」も面白い」

「腐女子的な部分(fujoshiriphic)は、黒バスを魅力的に見せる要素であるキャラクター同士の繋がり等と密接に関係している」

という感じでレビューも終わり、この回のPodcastは終了。

聴いていて思った事なのですが、海外のアニメファンは、日本と比べて明確に「スポーツアニメ」をひとつの確立したジャンルとして認識していると思いました。

これは別の回で言われていた事なのですが、

例えばスポーツファンを含めたより後半なオーディエンスにアプローチするためには、日本アニメは、まず幼い頃からアニメを見る習慣をアメリカの子供達に持ってもらうことが必要、というのがパーソナリティ達の意見。

アニメや漫画には、それを楽しむだけのリテラシーが必要で、それは幼い頃から育む必要がある、というのは、以前東大で教鞭をとってらした白石さや教授も書いてましたし、自分も同感です。
漫画にハマる開始年齢には、ある程度上限があり、しかし一度その文化にハマってしまうと大人になってからもなかなか抜け出せない。


という感じで、
今回は二つのアメリカアニヲタのPodcastを紹介しました!

気になったら是非ご自身でも聞いてみて下さいね〜^^

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